なぜ便秘だと痔になるの?

便秘と痔は密接に関連します。便秘が痔の原因になったり、また悪化させたり、消化排泄は広い意味で肝臓の働きまで関連します。

下大静脈は下半身の血液を集める総腸骨静脈と、主に消化管からの静脈血を集めて肝臓に入る門静脈が大きく、足からの主な静脈は次の3本です。

1.大腿静脈(深い静脈)、ふくらはぎや、膝関節から静脈血集める

2.大伏在静脈(浅い静脈)、足の裏などの浅い静脈血を集める・・内側

3.小伏在静脈(浅い静脈)、足の甲などの浅い静脈血を集める・・外側

最終的には足の付け根で大腿静脈に合流します。さらに外腸骨静脈となります。

骨盤の内側の静脈血を集めるのが内腸骨静脈で、合流して総腸骨静脈となり下大静脈に入ります。

腹部の静脈は、直腸や膀胱周囲で静脈叢(血管が草むらのように集まった状態)を形成し、末端では門静脈と腸骨静脈の連絡があります。

肛門、直腸周囲は、体幹(胴体)では最も低く、鬱血が起きやすく、また腹圧がかかりやすいので、便秘の固い便が、肛門周囲を傷つけて痔になると言う悪循環が起きやすいのです。

足や、消化管からの静脈の流れが活発で、肝臓が門静脈から静脈血を吸い上げる力が強いと、肛門周囲の静脈叢の鬱血を間接的に軽くすると言うことになります。

これが「足を冷やさないようにしよう」という、健康法の根拠の一つであり、よく言われる「血液さらさら」はこういう理由で、流れやすい状態の血液が、新陳代謝を活発にし、健康維持の重要なポイントになることを含みます。

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