腕と肩と胸のバランスを整える体操

「胸郭」と呼ばれる 肋骨と背骨が作った「かご」に中に肺が入っていて、一部には肋軟骨があるので、胸郭は相当柔軟性のあるものです。

胸郭の上に乗ったように、鎖骨と肩甲骨があり、肩関節を作るのですが肩甲骨のはじっこにある烏口突起(うこうとっき)と呼ばれる部分の下の、僅かな関節面に上腕骨がくっついているような形になります。
肩関節をわかりやすくした画像

肩甲骨の裏と表
小さな口に大きいボールをくわえたような形です。

これが脱臼しやすい原因です。特に子供に多いです。

この関節面に、「関節唇」という繊維軟骨が作った大きなカバーのようなものが出てきて、上腕骨を支えますが、この関節は、あらゆる方向に動く「球関節」という種類ですから、関節唇の上の筋肉、靱帯が弱いとか、可動域を越して無理が重なると痛めやすくなります。

特に、高齢や病気がちで筋力が低下している場合はなおのこと注意が必要です。最後に注意点を書きます。

そして肩関節の内側(脇の下、腋窩と言います)は、腕の神経と血管が密集しているところなので、肩関節をゆるめる場合は最初に腕をゆるめます。

「肩の骨」がないこと、腕は常には下がったままで、見かけよりずっと血の巡りが良くなく、大変重いものであることを忘れないで下さいね。


~~ふたりでやるとできること~~

いつもの運動をします。

1.やってもらう人は横向きになります。

2.やってあげる人は、最初に、腕を「つかんで離し、つかんで離し」をしながら手首まで進め、2~3回くり返します。


これは大変役に立つ基本手技で、指が痛くなく、それでいてちゃんと押してもらった効果を感じます。二つの方法があります。

3.横向きに寝たら、肩を両手でしっかりはさむようにつかんで前後に回し、首に近づける運動も入れます。



4.上向きになり、やってあげる人は頭の方に回り、胸郭をゆっくりやさしく広げるように手のひらで押します。

大胸筋は腕を持ち上げる筋肉で相当疲れます。その疲れを取り、さらにその下にある呼吸筋もゆるめて、呼吸を楽にする効果があります。




6.そのままで肩に手を置き、片方ずつ押し下げるようにして、ゆっくりくにゃくにゃと揺するような感じで胸郭をよりゆるめます。




7.首すじを親指以外の4指でなぞり、首すじを伸ばします。


肩、首、胸は軟骨をはさみ、危ういバランスで保たれています。

柔軟性を戻すお手伝いをしながら、左右の極端なアンバランスが出ないように背骨を中心に左右をゆるめます。

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